当院では、以下の図の流れで睡眠時無呼吸症候群の検査を進めていきます。


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当院では睡眠時無呼吸症候群の診断を行うために、簡易型PSG検査(ポリソムノグラフィー)を導入しています。
AHIは無呼吸・低呼吸指数といい、5以上かつ日中の過眠などの症状を伴うと睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
AHIにより重症度が下記のように分類されております。
- 軽症:5~15
- 中等症:15~30
- 重症:30以上
STEP1 診察予約
当院では24時間の間WEB予約を受け付けておりますので、まずは外来診察の日程を取得してください。また、診察予約時にWEB問診にもご回答していただくと当日の診察までがスムーズになります。
STEP2 外来受診
お悩みの症状について、外来診療の受診時に医師にご相談ください。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、ご自宅にて簡易検査を受けていただきます。
STEP3 自宅での簡易PSG検査
簡易型PSG検査はいびきや日中の眠気などの症状があり、睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者さんに対して最初に行う検査です。装置はコンパクトで、心拍数、酸素飽和度、および呼吸パターンなどの基本的なデータを記録します。
患者さんには寝る前に装置をつけてもらい、普段通りに寝てもらいます。
装置は通常、指に取り付けられる小さなセンサーと、胸部を囲むベルト、鼻のセンサーから構成されています。
STEP4 外来にて結果説明
簡易検査を受診していただいてから2週間ほどで検査結果が当院に届きます。検査を受けてから2週間あけて当院までお越しください。検査の結果より重症のSASと診断された場合は、CPAPによる治療を開始していただきます。
STEP5 自宅での精密PSG検査
簡易検査を受けていただいた結果、重度のいびきや頻回の呼吸停止、著しい日中の眠気があり、眠りの質を細かく評価する必要がある場合には精密PSG検査を受けていただきます。
精密PSG検査の装置は、簡易PSG検査のセンサーに加え、脳波、胸部・腹部の換気運動なども記録します。多数のセンサーを付けますが、痛みはありません。
当院の精密PSG検査では、ご自宅で行っていただけます。
検査は保険適用ですが、3割負担の方で約12,000円とやや高価です(別に診察代がかかります)。
通常、他の医療機関で精密検査を行う場合は入院を行い個室での入院になるため、3~5万円程度かかる場合が多く、入院するよりは金銭的・精神的負担が少なく受けていただけます。