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甲状腺外来

Thyroid

甲状腺疾患ー Thyroid ー

首を押さえている人の写真

「最近、疲れが取れない」「急に動悸がするようになった」「体重が急激に変化した」こうした症状を「年のせい」や「ストレス」で片付けてはいませんか?

甲状腺は、のどぼとけの下にある小さな臓器ですが、全身の代謝を司る「元気の源」とも言えるホルモンを分泌しています。このバランスが崩れると、心身に多様な不調をきたします。当院では、糖尿病・内分泌代謝科の専門医が、循環器内科としての知見を掛け合わせ、多角的な視点から精度の高い診断と治療を行っています。

あなたの不調は甲状腺かもしれません(症状チェックリスト)

甲状腺疾患は、ホルモンが「多すぎる」場合と「少なすぎる」場合で症状が正反対になります。

A. ホルモンが多すぎる状態(甲状腺機能亢進症:バセドウ病など)

  • じっとしていても動悸(ドクドクする)がする
  • 食べているのに体重が減る
  • 手が震える、汗を異常にかう
  • イライラしやすく、落ち着きがなくなる
  • 眼球が突き出してきたように感じる

B. ホルモンが少なすぎる状態(甲状腺機能低下症:橋本病など)

  • 常に体がだるく、やる気が出ない
  • 食べていないのに太る、顔がむくむ
  • 寒がりになり、肌が乾燥する
  • 便秘がちになる
  • 物忘れがひどくなり、動作がゆっくりになる

当院の強み:専門性とスピードの両立

大野城市周辺にお住まいの皆様が、大きな病院へ行かずとも質の高い専門医療を受けられるよう、当院では以下の体制を整えています。

①糖尿病・内分泌専門医による専門外来(週1回)

甲状腺疾患は、ホルモン値の微細な調整が求められる繊細な領域です。当院では、糖尿病・内分泌代謝科の専門医が毎週金曜日の午後に診察を担当しております。専門的な知見に基づき、一人ひとりに最適な治療戦略を立案します。

②甲状腺エコー(超音波検査)を「当日」実施可能

通常、大きな病院ではエコー検査のために別日の予約が必要になることが多いですが、当院では受診当日にエコー検査を実施できます。

腫瘍の有無
しこり(結節)の大きさや形状を即座に確認。
血流の確認
ホルモン過剰の原因が炎症なのか、機能亢進なのかを判別。
低侵襲
痛みもなく、数分で終了する検査です。

循環器内科との連携による「動悸・不整脈」のトータルケア

心臓の模型の写真

甲状腺疾患は心臓に大きな負担をかけ、心房細動などの不整脈を引き起こすことがあります。「心臓が悪いと思っていたら、原因は甲状腺だった」というケースも少なくありません。当院では循環器専門医の視点も加え、心臓の保護と甲状腺の治療を並行して行うことが可能です。

代表的な甲状腺疾患と治療方針

当院では主に「内服薬」によるコントロールを中心とした治療を行っています。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

自己免疫の異常により甲状腺が刺激され、ホルモンが過剰に出る病気です。

治療
抗甲状腺薬(メルカゾール、プロパジール等)を服用し、数ヶ月かけて数値を正常化させます。
注意点
数値が安定した後も、再発防止のために継続的な服用と血液検査が必要です。

橋本病(慢性甲状腺炎)

甲状腺に慢性の炎症が起こり、機能が低下してホルモンが不足する病気です。

治療
不足している甲状腺ホルモンを補う薬(チラーヂンS等)を服用します。
メリット
適切な量を服用すれば、健康な人と全く変わらない生活を送ることが可能です。

甲状腺結節(良性腫瘍・のう胞)

甲状腺に「しこり」ができる状態です。

対応
当日のエコー検査で大きさと性質を確認します。良性の場合は経過観察を行いますが、悪性の疑いがある場合は、速やかに高度医療機関へ紹介いたします。

検査・診療の流れ

無駄を省き、患者様の時間を尊重したスムーズな診療フローを提供します。

  1. 初診・カウンセリング:気になる症状を詳しく伺います。
  2. 血液検査:TSH(甲状腺刺激ホルモン)、FT3、FT4の値を測定し、ホルモンの過不足を確認します。
  3. 当日エコー検査:専門医または技師がその場で甲状腺の形態(腫れやしこり)をチェックします。
  4. 診断・治療計画:検査結果に基づき、内服薬の処方を開始します。
  5. 定期的なモニタリング:薬の効き目を確認しながら、投与量を微調整していきます。

ご注意:当院で対応できない治療について

当院では、患者様にとっての「最善」を最優先するため、以下の治療が必要と判断された場合は、速やかに連携する専門病院(大学病院等)へ紹介状を作成いたします。

アイソトープ治療
(放射性ヨウ素療法)
特殊な設備を要する放射線治療。
外科的手術
悪性腫瘍や巨大な結節の切除。
重症の眼球突出等
専門的な眼科治療を要する場合。

当院の役割は、「確かな診断を下し、適切なコントロールを行い、必要であれば即座にバトンをつなぐ」という、地域医療のゲートキーパーとしての責務です。

よくある質問(FAQ)

他の病院で「自律神経失調症」と言われましたが、甲状腺の可能性はありますか?

はい、十分にあります。動悸、発汗、倦怠感などは自律神経の乱れと酷似しています。一度血液検査とエコーで甲状腺機能を数値化することをお勧めします。

妊娠を希望していますが、甲状腺の薬は飲めますか?

むしろ、妊娠前・妊娠中の甲状腺機能の安定は赤ちゃんの成長に不可欠です。専門医が母体と胎児に安全な薬の種類と量を細かく調整いたします。

エコー検査は痛いですか?

全く痛みはありません。首にゼリーを塗り、超音波の端子を当てるだけです。5〜10分程度で終了します。